占いが盛んな街

難波のカリスマ占い師に見てもらって救われた

私は、33歳で未婚の契約社員です。雑誌で行列のできる難波の占い師特集をやっていたので、大阪まで占いに行きました。まずは仕事運、私の職場はいわゆるブラック企業で、今のままでは体も精神もボロボロになってしまいます。契約社員で、いつ切られるかわからないので、正社員になれるか占ってもらいました。
結果はそのブラック企業でずっと働くつもりならやめたほうがいいと言われました。ずっと働いていると本当にボロボロになり、やりたいことさえ分からなくなってしまうのだそうです。しかし2017年には転職して今の職場よりは、労働条件がよくなっているとのこと。あと1年は、今の職場で我慢すれば楽になれるかと思うと希望を持つことができました。そして結婚運は、転職した職場で運命的な出会いがあり、2018年には結婚できると言われました。
私は、占いを信じる方ではなかったのですが、アドバイスを受けて気分がとても楽になり、前を向いて生きることができるようになりました。もっと早く占いを受けておけばよかったです。

ナニワの占いババに出会った話。

あれは大阪梅田の東通商店街の、普段はあまり通らない路地裏でした。「ちょっとお兄さん」…声の方を見ると、右手の路地のさらに奥に、フードを被った、とある漫画に出てくる、占いババにそっくりのばあさんが、ちんまりと座っていました。なんだか怪しそう…。普段なら無視をするんですが、ババの力なのか、私はフラフラと吸い寄せられるようにババの前の小さな椅子に座っていました。おまけに、バイトをクビになったこと、彼女に振られたこと、初対面の人に話すとも思えない話を取り留めもなく話したのでした。「そんな気がしてん」すべて聞き終えたババは、私に言いました。「帰りにお初天神、寄って帰り」そうババは言いました。「人生を良くするのも悪くするのも自分次第」、そんな事も言っていた気がします。
自分でも驚くほど素直にお初天神に寄ったその帰り、私は妻に出会いました。そして、今は妻の親族が経営する会社で働いています。あれ以来、東通の路地裏を歩いてみても、ババに逢うことはありません。ババが占い師だったのかどうかは今となってはわかりませんが、ただ、ババのおかげで今、幸せに暮らしている人が少なくともここにはいる、ということを、どこかに書き残しておきたいと思って、この記事を書きました。10数年も前の出来事です。